
WordPressのバージョンアップをしたところ、WordPressのダッシュボードに急に「サイトヘルスステータス」なるものが表示されるようになりましたね。(WordPressのバージョン5.4から出始めたと思ったのですが、どうやらバージョン5.2あたりから出ていたようです。)

急にダッシュボードに出始めたので「なんだこれは?」と思ったのですが、どうやらこのサイトヘルスステータスとは、運営しているWordPressの状態をチェックしてくれる機能のようです。
上記画像はエラーメッセージを修正済みなので全てOKとなり「良好」とでていますが、当初は私の場合、次のメッセージがサイトヘルスステータスに表示されていました。
- 停止中のプラグインを削除してください
- サイトが古いバージョンのPHP(7.2.27)を実行しています
- デフォルトテーマを利用可能にしましょう

この中の「サイトが古いバージョンのPHP(7.2.27)を実行しています」については、私の場合はXserver(エックスサーバー)を使っているので自動的にPHPのバージョンアップもしてくれているのかと思っていましたが、最新にはなっていないようだということがここで初めてわかりました。
勝手にいずれはPHPのバージョンアップもしてくれるのだろうなと思ったのですが、サイトヘルスチェックの中にある「PHPの更新についてさらに詳しく」のリンク先を見て、すぐにPHPのバージョンアップをしようと決めました。
Web サイトがより速くなります。PHP の最新バージョンは以前のバージョンよりも効率的に動作します。最新の対応バージョン (現在は7.3) にアップグレードすると、以前のバージョンに比べてパフォーマンスが最大で3倍〜4倍向上します。
https://ja.wordpress.org/support/update-php/
え?PHPを7.2から7.3に上げるだけでパフォーマンスが最大で3倍〜4倍向上するの!?
とはいえ、PHPのバージョンアップはこれまでやったことがありませんでした。
そこで今回は、Xserver(エックスサーバー)のPHPバージョンアップの方法について、その手順をまとめました。
WordPressのサイトヘルスステータスのメッセージをきっかけにPHPバージョンアップをしてみたのですが、バージョンアップしたおかげでサイトの表示速度も速くなったことを体感できましたので、PHPのバージョンが古いような場合はバージョンアップをして最新の状態にしてみましょう。セキュリティー的にも最新にしておくことでリスクを減らせます。
XserverのPHPバージョンアップ方法
Xserverへのログイン
まず、Xserverのページにアクセスし、メニューの一番右の「ログイン」をクリックします。

次に「XserverアカウントID(会員ID)またはメールアドレス」と「Xserverアカウントパスワード」を入力し、ログインボタンをクリックします。

すると、Xserverアカウントの画面が表示されます。

サーバーパネル画面へ
Xserverアカウント画面を下にスクロールするとご契約一覧が表示されますので、その中から契約しているサーバの「サーバー管理」ボタンをクリックします。

サーバーパネル画面が表示されます。

サーバーパネル画面では、主に次の情報の設定が可能です。
- アカウント情報の変更
- メール設定
- ドメイン設定
- ホームページ設定
- FTP設定
- アクセス解析設定
- セキュリティ設定
- WordPress設定
- 高速化設定
- PHP設定
この中のPHP Ver.切替をクリックします。

PHPバージョンの切り替え
ドメイン選択画面が表示されますので、PHPのバージョンを上げたいドメインの「選択する」リンクをクリックします。

変更後のバージョンのリストからバージョンアップしたいバージョンを選んで、「変更」ボタンをクリックします。

処理後は完了メッセージが表示されます。

以上でエックスサーバのPHPバージョンアップは完了です。簡単にできました。
バージョンダウンもここからできますので、PHPのバージョンアップ後にワードプレスで何か問題が出た場合、ここから簡単に戻すことも可能です。
まとめ
WordPressのサイトヘルスチェックをきっかけにXserverのPHPバージョンアップしたので、その方法をご紹介しました。
PHPのバージョンが7.2以前の場合、7.3以上にすることでパフォーマンスの改善が狙えるようなので、是非PHPバージョンアップをしてみましょう!