2018年9月28日~30日の3日間、幕張メッセでX JAPANのライブがありました。
『X JAPAN Live日本公演 2018 ~紅に染まった夜~Makuhari Messe 3Days』
私は幸運にもチケットを入手する事ができ、妻と一緒に観に行っていたのですが、ライブ中にとても残念なことがあり、ライブを100%楽しむ事ができませんでした。とても楽しみにしていたライブだったのですが、ある輩のせいでフルで楽しめなかったのです。
この記事はライブ経過後約1年経過後に書いていますが、いまだに残念な出来事として、記憶に残っています。 そこで今回は、その出来事を通して感じた、ライブにおける最低限のマナーや意識したほうが良い事を、 ライブの思い出と共にまとめてみました。
X JAPANのライブチケットが当たった!
X JAPANが久々にライブをやるみたい!
と妻からの情報を入手。妻は当初はX JAPANはほぼ曲も知らないという状態でしたが、少しずつ聴いているうちにファンへ変化していましたので、妻にチケットの申込をお願いしていました。X JAPANのライブはとても人気があってすぐにソールドアウトしてしまうため、取れたらラッキー程度に考えていたのですが・・・
運よくチケット入手!!!
妻には感謝してもしたりません。
こんな経緯でX JAPANのライブに行けることになりました。幕張メッセで3日間開催されるライブですが、2日目(土曜日)のチケットを入手できました。
ライブ開催までの間、車の中では常にX JAPANを流して準備も万端にしていました。
会場へ移動~ライブ開始前
会場の幕張メッセへ移動
ライブ自体が久々で、しかもX JAPANのライブは妻とともに初体験。
どんなライブになるのかドキドキワクワクしながら、当日は会場の幕張メッセに向かいました。私は地方に住んでいるため新幹線で会場に向かったのですが、見るからにX JAPANのライブに行くと分かるようなファンの方もチラホラ見かけました。
- 初期のXの格好した親子のファン(お父さんが赤い頭にして気合が入っている様子)
- ライブのTシャツを着たおそろいのカップル
東京駅から幕張駅まではファンと分かる人が多数に。Tシャツは黒の人が多いようで、X JAPANのTシャツは黒がベースなんだなとこのときに初めて知りました。
妻とはこんな会話をしながら会場に到着しました。
Tシャツ購入のために2時間待ち・・
Tシャツを買おうと思って売り場へ行ったのですが、既に長蛇の列になっていました。これまで行ったライブで一番並んでいたと思います。列に並んでいる途中、どんな物が売っているか大きなボードに商品が貼ってあったのですが、次第にSOLD OUTの札がついていく事に・・・
狙っていた黒のTシャツは、列に並んで1時間後ぐらいに売り切れてしまいました。
まさか変えなくなるとは思っていなかったのですが、それだけファンが買い求めていた事だということで、事前にネットで買っておけばと後悔をしました。売り場に進んだものの、ほぼTシャツは売り切れていたため、ハンドタオルとバスタオルを購入し、その場で首に妻とかけてライブへの準備が整いました。
ライブ開始まで3時間待ち
タオル購入後、出店が出ていたので何か腹ごしらえをしようかと思ったのですが、なにやら外では既に入場待ちの列ができていることを発見しました。
あれ?まだ時間はあるはずなのに・・・
そう思いつつ妻と外に行ってみたところ、既に多くの人が並んでいました。
Tシャツを買っている人もいたし、出店で食べている人も大勢いたので余裕をこいていたのですが、ここで妻と焦りだします。スタンディング席のため、どうせなら早く行って前のほうで見たいねということで早く会場についていたにも関わらず・・・もっと早く並んでおけば良かった!!と列へ向かいました。
ダッシュで列に向かったところ、どうやら4000番台、3000番台、・・・毎に区切られて並んでいるようでした。私たちが持っているのは700番台。ということは・・・・
さらにダッシュして列の先頭のほうに向かいました。
既に番号が早い分は並んでいて、やはり乗り遅れていました。最初から並んでいればかなり先頭のほうに並べましたが、ひとまず入場開始前に並べたので一安心です。妻とは事前に入場方法をちゃんと調べておくべきだったと反省しました。同じように焦って列に走って並びだした人もいたようで、自分たちだけではなかったようです。
会場して見ると、スタンディングの1列目、2列目は既に埋まっていましたが、3列目から空いていたのでステージ中央付近に陣取りました。このポジショニングが後のトラブルに繋がります・・・
後ろからは続々と人が入ってきて、あっという間に移動できなくなるほどとなりました。後ろを見渡すと人口密度がやばいぐらいとなっています。
開園までは写真を取ったり、スポンサー(楽天カード、Salesforceなど)の動画を見たり、ネットを見たりして時間をつぶし、予定時刻になりました。始まる!と思ったものの、中々始まりません。
そこからさらに1時間経過してやっと始りました!入場してから3時間後、ようやくライブが開始しました。
X JAPANライブ開始!
ライブはRusty Nailから始まりました。1曲目からテンションMAXです!
どれも素晴らしく、ライブだからこその臨場感がありました。
トシの美声、YOSHIKIのカリスマオーラなど、どれも大迫力でCDとは比べ物になりませんでした。
と、10曲ぐらいは平和に観ていたのですが・・・
隣で言い争いの揉め事が始まる
私の隣は女性の方だったのですが、なにやら後ろの人と言い争いが始まりました。 どうやら女性の後ろの男性(以下、輩)が、前にいる女性に迷惑をかけているようでした。
ライブなので多少押されたりとかはあるので仕方ない部分ですが、女性側の話を聞いているとどうやらそうではないようです。後ろの輩が女性に対して、前のほうに割り込んでこようとして押していたり、肩に腕を乗せたり、暴言を吐いたりしていたようでした。スタンディングの最前列に近いこともあり、輩はどうにかして前に行きたいような感じでした。
輩がとても自分勝手な言動をしているのが、話を聞いていると感じ取れました。X JAPANのライブで人数もおおいので、中にはこんな残念な輩がいるんだなと思いつつ、自分はライブに集中していましたが、女性と輩の言い争いが結構うるさいので、正直歌に集中出来ない部分もあり、迷惑と感じていました。せっかくのライブなんだから、迷惑かけずに見れないのかと。また、運よく取れたチケットなので、変に巻き込まれて台無しにされたくない、そんな思いもありました。
そんなこんなして数曲経過すると・・・・輩は前に行けないのが不満に思ったのか、私の後ろに移動してきました。
自分に飛び火!
輩が私の後ろに移動してきた
しばらくすると輩が私の後ろに移動してきたことがわかりました。自分の場所を移動するだけでもその周辺の人にとっては迷惑だったろうなと今になれば思います。輩が私の後ろに来たことで、隣の女性が声を上げてやりあってしまう原因が分かりました。
- ぐいぐいと通してくる
- 背中に乗ってくる(しかもかなり体重をかけてくる)
- 私の両肩に両腕を乗せてくる(私の耳元に顔があるような感じ)
- 声がでかい(耳元で叫ぶためTOSHIの美声がかき消されて台無し)
ライブなので多少押されるのは仕方ないと分かっています。輩もテンションが高くなっているから仕方ないかなと最初は思っていたのですが、だんだんと耐えているうちに、コイツは何も考えていないなとイライラし始めてしまいました。
特に後ろからの押しが常に強かったのですが、私の前に立っている人は女性でしかも小柄。輩による押しの勢いのまま私も前に動いてしまうとおそらく押しつぶされてしまう事が想像できたたため、かなり踏ん張って耐えながら聞いていました。また、私の前に輩を通してしまうと、自分と同じように他の人にも輩が迷惑をかけてしまい、楽しみを台無しにするのを広げてしまうのではないか、ならば自分で止めておいたほうが良いだろう。そんな正義感からも耐える事を選んでいました。
せっかく楽しんでいる周りの人に迷惑をかけたくないという思いから、耐える事を選びました。
そんな事を思いながら数曲聞いていたのですが、やはりだんだんと怒りがこみ上げてきました。
コイツが自分勝手をしなきゃ楽しんで見れるのに!
隣では妻が楽しんでくれています。周りもそうです。怒りがこみ上げてきていましたが、台無しにしたくない。その思いでずっと耐え続けていました。
無理ーーー!もう我慢できない!!
私が耐えながら、そしてイライラしながらライブ観戦をせざるをえない状況になっているととは露知らず、輩は自分勝手にぐいぐいと私を押しては私の両肩に両腕を乗せ、好き勝手しています。ライブ開始直後から足に負担がきていたのですが、さらに輩のせいで余計な負担が増えて、踏ん張るのがやっとになっていました。
ぐいぐいぐい・・
輩が変わらず押してきて、私はバランスを崩して倒れそうになりました。輩が押しても前に負担をかけないように止めていたものの、そこで大きく押してしまい、前の方を押しつぶしそうになってしまいました。
そこで、次にぐいぐいと押してきたタイミングで、私も背中のほうに押し返す事を初めてしました。すると、輩は気に入らなかったのか、私に因縁をつけてきました。
押してくるんじゃねーよ!
さすがにカチンときてしまい、後ろを向いて初めて輩と会話をしました。
押さないでください。
お前が押してきたんだろうが!
押されなきゃ押し返したりしませんよ?
お前なめてんのか!?
やはり、全く話が通じません。
このやりとりは、ちょうど紅の前奏が流れているところでした。今回のライブは「紅に染まった夜」というサブタイトルがついているので、紅はライブの中でも一番盛り上がる部分でもあります。私も大好きな曲の1つです。にもかかわらず、前奏では男の声が響いており、台無しになっていました。
ブチッ!
うるせぇぞゴラぁ!!!!
私も耐え切れなくなって叫んでしまいました。
それにさらに火がついたのか、輩が色々と突っかかってきます。
私もカッとしてしまい、言い争いを少ししていましたが、近くにいた女性の人からの
という声が聞こえてハッと我に返りました。このやりとりで周りの方に迷惑をかけてはいけない。自分もこのライブを残念な思い出にしたくない。
これだけ言って、周りにもすみませんと謝罪をして私は前を向きました。後ろからは色々言ってくる声が聞こえましたが全て無視をしていたところで、TOSHIが紅を歌い始め、輩もライブを聞くようになりました。
輩が隣に、そして前に移動
もうコイツに関わるのは止めようと思ってライブに集中していたのですが、輩は相変わらずぐいぐいと押してきます。しかも、先ほどトラぶっていた隣の女性と私との間に入ってこようとしています。最初に陣取った場所からの割り込みは何としても阻止!という思いで輩の侵入を拒んでいましたが、もうこれ以上話の通じない自分勝手なコイツにライブを邪魔されたくないと思い、私は隣への侵入を許しました。
すると輩はそのまま前の列にも勢いのままなだれ込んでいきました。
このクソボケが!と思ってはいましたが、それでもこれをして良い面もありました。輩を前に通して以降、ライブ観戦が今までとは比べ物にならないぐらい快適になったのです。
誰も押してこないし、下手糞な輩の歌声も耳元で聞こえない。
こんな当たり前な状況に私は安堵していました。
前に通してしまったため、前の人たちにはおそらく多大な迷惑がかかってしまった事でしょう。それを考えると通してしまって申し訳なく思いましたが、全て自分で輩の迷惑を抱えるのはもう無理な状態でした。
以降は、ライブを快適に観ることができました。
輩の声がさびしく周りに響き渡る
ライブも終盤、一度X JAPANのメンバーが舞台裏に戻ると、観客からは声援が飛びました。ライブ前のアンコールです。
X JAPANのライブでは定番なのでしょうか、誰かが
We Are・・・・
というと、周りが
X(えーくす)!
と同調して声を出します。この掛け声が至る所でされます。
これに感化されたのか、「We Are・・・」の部分を輩も言い出し始めました。
輩の周りはシーン・・・
輩の周りはシーン・・・
当然といえば当然ですが、この輩は声がでかく、隣の女性や私との言い争いのやり取りも全て周りに聞こえていたので、同調して「X(えーくす)!」の声を出す人は周りに誰もいませんでした。代わりに、遠くのほうでこのやりとりを知らない人が「X(えーくす)!」と声を合わせているのが聞こえました。
残念でした。
しばらくすると輩は「We Are・・・」と言うのを止めました。
出来事を通して感じたライブで気をつけること
ライブはそのアーティストのファンが集まるので、悪い人はいないと思いたいところですが、実際はそうではない場合があります。今回私が経験したように、自分勝手な振る舞いをする人がいるのも事実です。
そこで、自分が加害者にならないように、次の点を気をつけたいものですね。
周りに迷惑をかける行為をしていないかを考える
- アリーナ席(スタンディング)の場合、最初にポジショニングした場所から移動しようとしないこと
- 過度に前の人に寄りかからないこと
- ライブ観戦を邪魔するような大声を出さないこと
今回の出来事の一番の要因は、輩が自分の場所を移動しようとしたことだと思います。スタンディングなので場所は決まっていませんが、ライブが始まったら移動しないようにするのは最低限のマナーとしたいところです。
なぜダメかは、よく考えれば分かります。
- 過度に押されるため、ライブに集中できない。
- 割り込みされるため、良い気分がしない。
もっと近くで見たいという願望があるかもしれませんが、自分が前に前にと移動することで、周りは大きな迷惑を被ります。仮に自分が移動できたとして、それは周りの人の我慢から成り立っている事を肝に銘じましょう。やられた側はいい気分がしません。
また、何か近くでトラブルになっていれば、状況を見て被害を受けているほうに加勢するとよいと思います。ライブの邪魔になるので今回は放置してしまいましたが、私は次にこのような状況があったらすぐに加勢しようと思います。
とはいえ、今回のような輩は何を言っても聞く耳を持たないのも事実です。自分勝手な行動をしているという意識が全くないため、何を言っても響きません。そう考えると、スルーするのもやはり有効だと思います。自分勝手な輩の行動を許すことにため「負け」と考えてしまいますが、そうではなく、「頭がおかしい人なんだな」と哀れみを持って接するとモヤモヤも和らぎます。
ライブは周り全員が楽しめるように観ていたいものですね。
X JAPANのライブ、最高でした!