
PCをWindow7からWindows10にPC購入、またはアップグレードで対応した後に、いざ使ってみて「あれあれ?」と違和感を覚えることの1つに、PDFファイルの表示があります。
理由としてはWindows10ではPDFファイルのデフォルト起動アプリとしてMicrosoft Edgeが設定されているためですが、これまでAdobe Acrobat Readerを使われていた方にとっては、
「今までと何か違う!」
「PDFファイルが文字化けする!」
ということが発生します。
そこで今回は、Windows10でPDFファイルの起動アプリを常にAdobe Acrobat Readerとする方法をご紹介します。
この方法は他にも応用ができますので、まずはPDFファイルのデフォルト起動アプリの設定を覚えて、他にも応用してみましょう。
この記事の目次
PDFファイルを開く際のアプリが何になっているかの確認方法
まず、自分が使っているPCで、PDFファイルを開く際にどのアプリを使用する設定となっているかを確認してみます。
確認方法は簡単で、PDFファイルのアイコンを見ればすぐにわかります。
PDFファイル起動アプリがEdgeの場合
EdgeでPDFファイルを開く設定となっている場合、次のようなアイコンで表示されます。

Edgeのブラウザアイコンとは別のアイコン画像で表示されるため、ぱっと見ではEdgeで開く設定になっていると判断するのが難しいかもしれません。このアイコンでPDFファイルが表示されている場合はEdgeでファイルが起動されているということを覚えておくとよいかもしれません。
アイコンで判断がつかない場合、ファイルを開けばわかります。
ファイルを開くとこのようにEdgeブラウザで表示されます。URL部分にPDFファイルのパスが表示されていますので、ここでブラウザで開かれているということが分かります。

また、規定のブラウザをEdge以外としている場合、ファイルパスの下部に「Microsoft Edge を既定のブラウザーとして設定しますか?」というメッセージが表示されますので、このメッセージからもEdgeでPDFファイルが開かれていることが確認できます。
とはいえ、既定のブラウザをEdgeとしている場合、PDFファイルが開いてくれれば特に気にしないと思うので、中々Edgeを使用してPDFファイルを見ているという認識自体が無いかもしれません。
PDFファイル起動アプリがAdobe Acrobat Readerの場合
Adobe Acrobat ReaderでPDFファイルを起動する設定となっている場合、次のようなアイコンで表示されます。

私の場合はAdobe Acrobatがインストールされているため上記のようなアイコンですが、Adobe Acrobat Readerの場合は赤っぽいアイコンで表示されます。
PDFファイルを開くとAdobe Acrobat Readerで開きます。

Adobe Acrobat Readerをこれまで使用されていた場合、おなじみのインターフェースかと思います。
PDFファイルをEdgeで開いた際に起こりえる問題点
PDFファイルがEdgeで開かれた場合、大きく戸惑うのはインターフェースの違いです。
インターフェースが違うことで操作方法も変わってきますので、これまでAdobe Acrobat Readerを利用していた方にとっては特に「あれ?」と思う部分になるかと思います。
そのほか、Edge利用時にたまに発生するのが文字化けです。Edgeで開くとPDFファイル内の文字が文字化けする現象は私も経験したことがありますが、原因はよくわかりません。Adobe Acrobat Readerで開くと文字化けしないような現象なので、これもあるとEdgeで開きたくないと思う部分も出てくるかと思います。
Adobe Readerで常にPDFファイルを開くようにする手順
PDFファイルを起動するアプリを常に「Adobe Acrobat Reader」とする設定をすれば、PDFファイルをダブルクリックした時にEdgeでは開かなくなります。
まず、PDFファイルを右クリックし、「プログラムから開く」→「別のプログラムを選択」をクリックします。

すると、「このファイルを開く方法を選んでください」というダイアログが表示されます。Edgeで起動する設定の場合、次のように「このアプリを今後も使う」の部分にMicrosoft Edgeが表示されて表示されます。

PDFファイルを常にAdobe Acrobat Readerで起動するように変更したい場合、まず「その他のオプション」部分でAdobe Acrobat Readerをクリックし、次に「常にこのアプリを使って.pdfファイルを開く」にチェックを入れ、最後にOKボタンを押します。

以上で、PDFファイルは常にAdobe Acrobat Readerで起動するように変更ができました。ファイルアイコンもReader用のものに変わります。
まとめ
PDFファイル起動時のアプリをAdobe Acrobat Readerに変更する方法をご紹介しました。
ポイントは「常にこのアプリを使って.pdfファイルを開く」にチェックを入れてOKを押すという部分です。(チェックを入れずにOKを押した場合、1回のみその設定で開くという意味合いになります)
この方法は、画像ファイルを開くときは特定のアプリで常に開きたい!という場合にも応用できますので、PDF以外にも試してみるとよいでしょう。