セレナe-power暖房・冷房時は燃費悪い?夏・冬の実測比較まとめ

夏前の6月ごろに通勤路の実燃費をsモード・ecoモード比較で測定したのですが、結構いい感じな計測結果が出て満足していました。

Sモード平均:19.4 km/ℓ、ECOモード平均:19.1 km/ℓ

では冬はどうだったのかというと・・・やはり夏に比べると暖房を利用しているためか燃費が悪い結果となってしまいました。

そこでこの記事では、セレナe-powerで暖房利用時の通勤路における燃費について実測した結果をまとめてご紹介します。

夏に比べて暖房を利用している冬はどれぐらい燃費が悪いのか、e-powerだからこその実データが分かります。

セレナe-powerの暖房利用時の燃費は悪い

では早速結論から。

セレナe-powerの暖房利用時の実燃費測定結果はこのようになりました。

Sモード平均:13.2 km/ℓ  ※ECOモードは使用していためデータなし

夏前の平均だった19.4 km/ℓと比べると、約6 km/ℓ燃費が悪いとう結果となりました。

13.2 km/ℓ って、カタログ燃費の約半分・・・。約3割も減です。

結構悪い結果だなと、冬場に毎日乗っていて感じていました。

冬場の燃費についてはセレナにもっと頑張ってほしいところですが、ガソリン駆動ではなくモーター駆動な点が少しは影響があるのでしょうかね。

冷房に比べて暖房の燃費が悪い原因

エアコンなし時に比べると冷房利用時も燃費は悪いですが、暖房利用時はさらに悪い結果となりました。

どのような要因があるか整理してみたところ、大きく2点あるなという結論に達しました。

冷房より暖房のほうが燃費が取られる

冬場は常に暖房をつけていますので、その影響により燃費が悪い結果となったのは一目瞭然です。

冷房利用時は体感的に約15km/ℓだったのですが、暖房利用時は約13km/ℓ。

これは、冷房に比べて暖房のほうが燃費を消費するのが大きな要因だと考えられます。

暖房のほうが燃費を食うのは、セレナe-powerに限らず、自動車全般に言えることですね。

Sモード平均での暖房利用時の燃費は平均13.2 km/ℓではあったのですが、厳密にいうとやはり日によってバラツキはありました。

悪い時 良い時
8.9 km/ℓ 15.3 km/ℓ

同じ道を走行していても極端に悪いときは約9km/ℓ。これは、外気温が大きく影響していると考えられます。

寒い日は家から会社に着くまでずっと強モードで暖房がガンガン動いている感じなので、これに伴い燃費も悪い結果となった印象でした。

ちょっとした実験

試しに、寒い中暖房を付けずに震えながら家から会社まで走行してみたところ、燃費は19.5 km/ℓとなりました。

これは過去記事で測定したときと同じような結果だったので、暖房が大きく燃費に影響していることは間違いありません。

暖房と合わせて冬場用の装置を多用していた

冬場の燃費が悪いもう一つの要因としては、夏場には使わなかった装置を多用していたということが挙げられます。

私の場合、暖房以外の装置として次のものを使用していました。

  1. シートヒーター(シートを温めてくれるやつ)
  2. ステアリングヒーター(ハンドルを温めてくれるやつ)
  3. デフロスター(フロントガラスの氷結を溶かすため)
  4. エンジンスターター(暖気)

特にセレナe-powerのステアリングヒーターは個人的に便利で、暖房と合わせて多用していました。

すぐに温まってくれるわけではないですが、しばらくするとじんわりと手のひらを温めてくれます。急激に熱くなるわけではないため、たまにOFFし忘れており、これが暖房以外の要因で燃費が悪くなったことにもつながっていたように感じます。

また、エンジンスターターも冬場に多様していました。

車に乗る15分前につけて暖房で車内を温めていたため、ここも燃費が悪くなる要因と考えられます。暖気中は走らないですしね。

暖房利用時のセレナの燃費は悪いが冬道運転しやすい

暖房を利用することで燃費は悪い結果となってしまいましたが、この測定実験中にセレナe-powerの冬道走行における良い部分を発見することができました。

それは、ブレーキを掛けなくても速度調整ができるという点です。

セレナe-powerの持っているこの運転時の特徴は、凍った路面や雪道走行における安心感につながっており、特に 下り坂×路面凍結の走行時にその効果を大きく実感していました。

通常、下り坂ではアクセルを踏まなくても進みますが、勾配が急だと加速してしまいます。そのため坂道に入る前に十分に速度を落とすのが鉄則ではあるのですが、場合によっては坂道の途中でブレーキを掛けざるを得ないケースが出てきます。

そんな時に便利だったのがe-POWERでの走行です。アクセルペダルを弱めれば減速されるので、ブレーキを掛けることなく自然な速度調整をすることができました。

前の車がブレーキを踏みながら走っている中、ブレーキ操作を行わずに下り坂を走行できましたので、冬道も結構いい感じで安全面でGoodだなと思いました。

逆に速度を落としすぎるとアクセルを踏む必要がるので、凍った路面でアクセルを踏む操作は中々慣れないものでした。

まとめ

セレナe-POWERの暖房利用時の燃費測定結果についてご紹介しました。

夏場に比べると暖房利用時の燃費は悪いという結果になりましたが、e-powerならではの走りによって冬場の坂道走行の安心感に気づくことができました。

冬場の燃費が悪い点を何とかしたい場合は暖房をOFFにするのが一番ですが、そこまでするのも考え物。

冬場の燃費は捨てて快適性を求めて暖房ガンガン使っていきましょう。

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